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06月04日-01号

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  1. 五島市議会 2007-06-04
    06月04日-01号


    取得元: 五島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    平成19年  6月 定例会          平成19年6月五島市議会定例会会期日程表1 会期     6月4日~6月26日(23日間)2 会期日程月日曜開議時刻種別内容6月4日月10:00本会議開会、会期決定、諸報告、議案上程、質疑、委員会付託6月5日火 休会議案研究日6月6日水 休会休会6月7日木 休会休会6月8日金 休会休会6月9日土 休会休会6月10日日 休会休会6月11日月10:00本会議市政一般質問6月12日火10:00本会議市政一般質問6月13日水10:00本会議市政一般質問6月14日木10:00本会議市政一般質問6月15日金 委員会付託案件審査6月16日土 休会休会6月17日日 休会休会6月18日月 委員会付託案件審査6月19日火 委員会付託案件審査6月20日水 休会休会6月21日木 休会休会6月22日金 委員会付託案件審査6月23日土 休会休会6月24日日 休会休会6月25日月 休会議事整理日6月26日火10:00本会議委員会付託省略案件上程、質疑討論、採決、委員長報告、質疑討論、採決、閉会     平成19年6月五島市議会定例会上程案件及び処理結果議案分類番号件名元号年月日処理結果平成18年監査報告28平成18年度財政援助団体監査の結果について平成1964報告監査報告1出納検査結果報告(平成18年度2月分)平成1964報告監査報告2出納検査結果報告(水道事業会計・平成19年2月分)平成1964報告監査報告3出納検査結果報告(平成18年度3月分)平成1964報告  行政調査報告について平成1964報告報告専決処分の報告について(平成18年度五島市一般会計補正予算(第7号))平成1964承認報告専決処分の報告について(平成18年度五島市一般会計補正予算(第8号))平成1964承認報告専決処分の報告について(平成18年度五島市老人保健特別会計補正予算(第4号))平成1964承認報告5平成18年度五島市一般会計繰越明許費繰越計算書平成1964報告報告6平成18年度五島市介護保険事業特別会計繰越明許費繰越計算書平成1964報告議案55地方自治法の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定について平成19626原案可決議案56五島市火災予防条例の一部改正について平成19626原案可決議案57五島市たい肥センター条例の制定について平成19626原案可決議案58五島市公設小売市場条例の一部改正について平成19626原案可決議案59和解及び損害賠償の額の決定について平成19626原案可決議案60市道路線の廃止について平成19626原案可決議案61市道路線の認定について平成19626原案可決議案62平成19年度五島市一般会計補正予算(第1号)平成19626原案可決議案63平成19年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)平成19626原案可決議案64平成19年度五島市老人保健特別会計補正予算(第1号)平成19626原案可決議案65平成19年度五島市公設小売市場事業特別会計補正予算(第1号)平成19626原案可決議案66工事請負契約の締結について平成19626原案可決議案67人権擁護委員の候補者の推薦について平成19626同意議会議案6義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書平成19626原案可決議会議案7最低賃金の引き上げを求める意見書平成19626原案可決請願義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願平成19626採択陳情1久賀島の生活者を起点とした離島航路運航ダイヤの改正及び久賀島航路フェリーの新船建造についての陳情平成19626結審陳情2市道永里・細石流線及び久賀7号線の改良並びに県道久賀島線の改良の働きかけについての陳情平成19626結審陳情3市小木永里農免農道草木伐開の助成についての陳情平成19626結審陳情4最低賃金の引き上げに関する陳情平成19626結審陳情5市道(小浦1号線等)の舗装整備についての陳情平成19626結審◯出席議員(25名)     1番 清川久義君     2番 熊川長吉君     3番 草野久幸君     4番 菊谷岩雄君     5番 中村康弘君     6番 柿森弘幸君     7番 江川精一郎君     8番 椿山恵三君     9番 柿森 誠君     10番 神之浦伊佐男君     11番 宗 藤人君     12番 古川雄一君     13番 永峯 満君     14番 橋本憲治君     15番 江川美津子君     16番 向原安男君     17番 荒尾正登君     18番 谷川 等君     19番 田橋良康君     20番 谷川福美君     21番 山田権治君     22番 仁田一成君     24番 林 忠男君     25番 志内勝利君     26番 中尾剛一君---------------------------------------◯欠席議員(0名)---------------------------------------◯地方自治法第121条の規定に基づく出席者     市長             中尾郁子君     副市長            岩村 進君     副市長            諸谷英敏君     会計管理者          小林正治君     富江支所長          阿野謙吾君     玉之浦支所長         柿山信行君     三井楽支所長         谷川與喜男君     岐宿支所長          柳田善夫君     奈留支所長          北川 悟君     総務課長           中野基樹君     豊かな島づくり市長公室長   赤尾邦幸君     企画課長           井野光憲君     財政課長           林  強君     水道局長           松尾 弘君     建設課長           岸川和彌君     都市計画課長         富山博彌君     農林課長           橋口明敏君     水産課長           村中清志君     商工観光課長         東條一行君     生活環境課長         中村健一君     税務課長           道端金俊君     市民課長           手島仁助君     社会福祉課長         里本長幸君     長寿対策課長         近藤英海君     健康政策課長         吉谷清光君     教育長            末永文隆君     教育委員会総務課長      赤瀬 博君     学校教育課長         山下彦幸君     生涯学習課長         谷川良二君     監査委員           高木長幸君     監査委員事務局長       橋本平馬君     農業委員会会長        小林茂俊君     農業委員会事務局長      道下俊夫君     選挙管理委員会事務局長    岩谷 進君     消防長            江口秀美君---------------------------------------◯議会事務局     局長             松野音幸君     次長             山下傳一郎君     議事係長           中里亀之君     書記             横枕孝規君          平成19年6月4日(月)議事日程表議事日程 第1号日程番号議案番号件名備考1 会期の決定について 2 議長報告について 3 市政報告について 4 監査報告について 5 行政調査報告について 6報告第2号専決処分の報告について(平成18年度五島市一般会計補正予算(第7号))委員会付託省略7報告第3号専決処分の報告について(平成18年度五島市一般会計補正予算(第8号))同上8報告第4号専決処分の報告について(平成18年度五島市老人保健特別会計補正予算(第4号))同上9報告第5号平成18年度五島市一般会計繰越明許費繰越計算書 10報告第6号平成18年度五島市介護保険事業特別会計繰越明許費繰越計算書 11議案第55号地方自治法の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定について総務委付託12議案第56号五島市火災予防条例の一部改正について総務委付託13議案第57号五島市たい肥センター条例の制定について経済土木委付託14議案第58号五島市公設小売市場条例の一部改正について同上15議案第59号和解及び損害賠償の額の決定について総務委付託16議案第60号市道路線の廃止について経済土木委付託17議案第61号市道路線の認定について同上18議案第66号工事請負契約の締結について同上19議案第62号平成19年度五島市一般会計補正予算(第1号)予算委付託20議案第63号平成19年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)文教厚生委付託21議案第64号平成19年度五島市老人保健特別会計補正予算(第1号)文教厚生委付託22議案第65号平成19年度五島市公設小売市場事業特別会計補正予算(第1号)経済土木委付託23請願第1号義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願文教厚生委付託24陳情第1号久賀島の生活者を起点とした離島航路運航ダイヤの改正及び久賀島航路フェリーの新船建造についての陳情経済土木委付託25陳情第2号市道永里・細石流線及び久賀7号線の改良並びに県道久賀島線の改良の働きかけについての陳情同上26陳情第3号市小木永里農免農道草木伐開の助成についての陳情同上27陳情第4号最低賃金の引き上げに関する陳情同上28陳情第5号市道(小浦1号線等)の舗装整備についての陳情同上                         =午前10時00分 開会= ○議長(中尾剛一君) 出席議員は定足数に達しました。これより平成19年6月五島市議会定例会を開会いたします。 議事日程第1号により、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 会期の決定について を議題に供します。 お諮りいたします。 今議会の会期を、本日から6月26日までの23日間にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から6月26日までの23日間と決定いたします。 なお、会期日程は、お手元に印刷配付している日程表のとおりであります。 △日程第2によって、議長の報告をいたします。  去る5月22日、対馬市において開催されました長崎県市議会議長会定期総会に出席いたしました。 この定期総会では、平成18年度事務報告及び決算報告を承認し、平成19年度予算案を原案どおり可決した後、各市提出の22件の議題審議を行い、すべて原案のとおり採択いたしました。 その後、九州市議会議長会定期総会への提出議題の審議を行い、各市提出の議題を「都市財政の充実強化について」、「西九州地域の交通網の整備促進について」及び「地域医療における医師確保対策について」の3議題に集約し、長崎県13市共同提出議案として提出することに決定いたしました。なお、当市提出の「離島航空路線維持対策の充実強化について」は、「西九州地域の交通網の整備促進について」の中に盛り込み、提出されることになりました。 なお、役員改選では、会長に長崎市、副会長に佐世保市、監事に平戸市と壱岐市が選任されました。 次に、5月28日、長崎市公会堂においてとり行われました「故・伊藤一長、前長崎市長市民葬」に五島市議会を代表し参列し、生前の業績をしのびながら、安らかなる御冥福を心よりお祈りいたしました。 次に、5月30日、長崎市において開催された長崎県離島振興市町村議会議長会臨時総会に出席いたしました。 この臨時総会では、役員改選が行われ、会長に西海市、副会長に壱岐市、監事に新上五島町と五島市が選任されました。 次に、5月31日、島根県松江市において開催された防衛省全国情報施設協議会正副会長会議に出席いたしました。 会議では、船木会長あいさつの後、議事に入り、7月6日に開催される定期総会への提出議案について協議し、平成18年度決算、平成19年度事業計画及び収支予算等会長市事務局案のとおり提出することに決定いたしました。 以上で議長の報告を終わりますが、詳細につきましては、事務局に関係書類を整備しておりますので、必要の向きは御参照願います。 △日程第3 市政報告について 市長から市政報告について発言の申し出があっておりますので、これを許します。 ◎市長(中尾郁子君) (登壇)おはようございます。 市政報告の前に、伊藤一長前長崎市長の市民葬へ出席してまいりましたので御報告いたします。 5月28日に長崎市公会堂でとり行われました市民葬へ中尾剛一議長とともに参列し、故人の御冥福を心からお祈りするとともに、改めてこのような暴力行為を二度と許してはならないとの決意を御霊前に誓ってまいりました。 田上富久新市長は、本市岐宿町の御出身であることから、今後、本市と長崎市の交流拡大について新市長に御相談してまいりたいと存じます。 なお、これに先立つ5月7日開催の県市長会において、吉次邦夫諫早市長が長崎県市長会の新会長に選任されております。 さて、本日ここに、平成19年6月五島市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には御健勝にて御出席を賜り衷心より厚くお礼を申し上げます。 本定例会におきましては、条例案、補正予算案など、重要案件の御審議をお願いするものでありますが、開会冒頭に当たりまして市政運営の概要を御報告申し上げます。 まず、平成18年度決算見込みについて。 一般会計の平成18年度決算見込みでありますが、歳入が305億7,200万円、歳出が300億7,700万円で、歳入歳出差引4億9,500万円となっております。なお、繰越明許による翌年度に繰り越すべき財源が1,400万円ありますので、これを控除した実質収支は、4億1,100万円となっております。 また、特別会計11会計の総額は、歳入183億3,500万円、歳出が180億6,900万円で、歳入歳出差引2億6,600万円の繰越額となり、繰越明許による翌年度に繰り越すべき財源が1,000万円でございますので、これを控除した実質収支は2億5,600万円となっております。 財政健全化計画の初年度であった平成18年度は、現下の厳しい地方財政状況のため、市議会はもとより市民各位の深い御理解と御協力を賜り、計画に沿った各種事務事業の調整と執行に努めてまいりました。 今後とも、限られた財源の重点配分と経費節減、支出の効率化に徹し、節度ある財政運営に努めてまいりたいと存じます。 水道事業会計決算見込みについて。 平成18年度は、年度後半の10月から2月にかけては雨量が少なく、不安定な状況ではありましたが、年間を通して滞りなく給水を行うことができました。 経理状況では、まず、収益的収入及び支出において、事業収益5億2,228万円に対し、事業支出4億9,248万円で、差し引き2,980万円の当年度利益となっております。 次に資本的収入及び支出では、収入額2億9,267万円に対し、支出額4億4,979万円で、差し引き1億5,712万円の不足を生じましたので、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,574万円、減債積立金250万円及び過年度分損益勘定留保資金1億3,888万円で補てんをいたしております。 なお、主な建設改良事業といたしまして、三尾野地区高度浄水施設整備工事や、国道、市道の改良に伴う配水管の新設工事及び富江地区配水管整備工事等を実施し、住民に対する供給サービスの安定と向上に努めております。 次に、地域審議会について。 厳しい財政状況の中にあっても、推進すべき施策は山積しており、現在は、平成18年度から27年度までの10年間を計画期間とします五島市総合計画及び18年度から22年度までの前期基本計画に基づき鋭意施策の推進に力を注いでいるところであります。 1市5町合併の折に、そうした計画の執行状況を諮問するために各地区に地域審議会を設けておりますが、基本計画を実施し始めて1年を経過した現段階で、その進捗状況について諮問するため、5月の下旬から順次、各地区において地域審議会を開催いたしました。 各地区の審議会においては、基本計画の各施策について、計画実施から1年しか経過していないということもあり、十分ではない部分はあるものの、おおむね各施策の目指すべき姿に向かって進んでいるという評価をいただいており、近日中に答申もまとまる予定でございます。 次に、e-むらづくり事業について。 五島市総合計画の中でも最重点施策であります「e-むらづくり構想」の中のメーンとなる施策でありますケーブルテレビ放送の供用開始が、予定の4月開始からおくれる結果となり、市民の皆様方には大変御迷惑をおかけしていることにつきまして、この場をおかりいたしまして深くおわびを申し上げます。 ケーブルテレビ放送に係る光ファイバー等情報通信網の貸し出しを予定していました事業者との交渉において、契約締結に至らなかったことから、このような事態を招く結果となった次第であります。 市といたしましては、市民の皆様方に一日も早くサービスの提供を開始するため、新たな貸し出し先について、再度提案募集を行いましたところ、学識経験者受益者代表などで構成する選考委員会から有限会社富江ケーブルテレビを適格とする旨の報告をいただいたところであります。 現在、正式な貸与契約に向けて同社によるサービス態勢の整備などの協議を行っているところであります。 次に、カネミ油症被害者対策について。 カネミ油症被害者の仮払金の返還問題につきましては、市議会とともに、政府・与党や本県選出の国会議員等に対し要望を重ねてまいりましたが、「カネミ油症事件関係仮払金返還債権の免除についての特例に関する法律」が6月1日に成立いたしました。 この法律の内容は、債務者の収入及び資産を基準として、仮払金返還債権並びにこれに係る延滞金及び利息を免除するとともに、免除を受けた場合の経済的利益については租税その他の公課の対象にはしないというものであります。 被害者の皆様の健康問題をはじめ、なお多くの問題が山積しておりますが、市としては大きな前進と受けとめております。 これまでの市議会議員各位の御支援、御協力に対しまして衷心より厚くお礼を申し上げます。 また、本年4月10日に開催されました与党プロジェクトチームの会合では、この法律での救済策のほか、新たな健康実態調査の実施と油症患者に対する研究調査協力金の支給、カネミ倉庫に対する責任追及などが決定されており、市としては各種の救済策が逐次実現されるよう取り組んでいくこととしており、4月以降来島された政府・与党関係者カネミ油症被害者支援センターの方々に対し、強くお願いをいたしております。 なお、医療費立てかえ問題につきましても、誠意ある対応が見られないカネミ倉庫に対し、さらに請求を続けるとともに、国や与党関係者にも問題解決に向けての協力要請をお願いしているところであります。 次に、五島市心のふるさと市民構想について。 「五島市心のふるさと市民構想」につきましては、この3月より登録募集を開始いたし、5月24日現在で1,730名の皆様に御登録をいただいております。 今後は、目標であります「定住人口」と「心のふるさと市民」を合わせて10万人を達成するために、市民の皆様や本市出身者の皆様方へさらなる御協力をお願いし、会員の増員に努めるとともに、都市部と五島市の交流促進につながるような交流メニューの充実など「心のふるさと市民」の皆様に喜んでいただけるような内容の充実を図ってまいりたいと考えております。 なお現在、政府与党内で検討されている「ふるさと納税制度」につきましては、「心のふるさと市民構想」と共通するものがあり、市としても大いに注目をいたしております。 次に、アイアンマン大会について。 6月17日開催の「第7回アイアンマンジャパントライアイスロン・五島長崎大会」につきましては、最終申込者数が、昨年とほぼ同数の939名で、そのうち海外からの参加選手が25ヵ国、132名と大きく増加をして、一層国際色豊かな大会となっております。 また、小中学校との交流事業につきましても、昨年度に倍して実施することとなっており、地元からの参加選手も19名を数え、過去最高となっております。 おおむね準備も完了しておりますが、議員をはじめ、すべての市民の方々のなお一層の御支援と御声援を賜りますようお願い申し上げます。 次に、農政の現況について。 まず、有限会社岐宿農研の現状について御報告いたします。 岐宿農研につきましては、昨年11月より、民間移譲検討委員会を立ち上げ協議をしてまいりました。 検討委員会の意向といたしましては、本年の早い時期に既存の農業生産法人を含め、公募による民間移譲手続に入る予定でありましたが、法人税課税の問題、「補助金の適正化に関する法律」等の問題があり、現在、問題点を整理しながら、どのような運営形態が農業振興に最もふさわしいものになるのか、県当局と協議をしているところであります。 次に、子牛の市場動向でありますが、5月13、14日の両日に開催されました五島家畜市場の競りに530頭の子牛が上場され、雌牛の平均価格が44万4,190円、去勢牛の平均価格が55万7,774円、全体の平均価格が50万6,066円で、前回の3月競り市より1万8,104円、3.5%の減でありました。 次に、五島市水産業振興基本計画の策定について。 水産産業の振興を図り、本市の独自性であります「海に囲まれた海洋都市」としての特性を最大限に引き出すため、「五島市水産業振興基本計画」を策定し、5月に公表したところであります。 計画では、「豊かな漁場に囲まれた『しま』の優位性を活かし、果敢に挑戦する元気な水産業づくり」を基本理念として掲げ、水産業を持続するための要件であります「生産体制の維持」、「生産力の維持」、「生産物価格の安定」と、これらを支える「漁協機能の強化」、「漁村の活性化」の5つの基本目標を設定し、分野ごとの施策の展開方向等を提示しております。 今後は、この計画に沿って、水産業振興のための各種施策を計画的・効率的に推進してまいります。 次に、公設小売市場の集約について。 中心市街地活性化の推進策といたしまして、2ヵ所に設置されております公設小売市場を中央町公設小売市場に集約し、さらに、市場使用料を減額することにより、市場利用の促進を図るため、本議会におきまして関係議案を提案したところであります。 なお、廃止となります江川町公設小売市場の今後の活用については、新制度の創設など、現在検討を重ねているところであります。 次に、「元村金属産業」の排ガス問題について。 元村金属産業の排ガス問題についてでありますが、5月9日に同社より「焼却施設改善計画書」が五島保健所を経由して県へ提出されております。 この計画書によりますと、5月中旬に原因調査を行い、その後2ヵ月の期間をかけて焼却施設の改善及び改修工事を実施するとしており、改善工事終了後は、施設確認と自主検査を行い、8月20日を目安として県と市及び地元に対し改善結果の報告を行うとされております。 市といたしましても、引き続き県及び地元と連携を密にして、公害防止のための適切なる措置が講じられるよう指導してまいりたいと存じます。 次に、低濃度PCB汚染物の処理について。 昨年12月に五島市上大津町において発見されました低濃度PCBを含む産業廃棄物の問題については、県が投棄原因者に対し適正処理の指導を行っておりますが、経済的理由等から原因者による速やかなる処理が困難な状況にあります。 そのため、このたび県から本市に対し、次のような打診があったので御報告を申し上げます。 第1に、現地に応急保全措置として保管されているドラム缶9本分の廃棄物については、より安全な保管のため、暫時、市の施設の提供をお願いしたいこと。 第2に、処理については、環境省が全国的に実施している「低濃度PCB汚染物の焼却実証試験」を活用することとし、市議会及び地域住民の理解が得られることを前提として、この焼却実証試験を市の福江清掃センターにおいて実施したいこと。 以上2点であります。 市といたしましては、第1の施設提供の件については、やむを得ないものと考えておりますが、第2の福江清掃センターを使用した実証試験については、廃棄物処理法が定めている処理基準との関係、経費負担の問題、カネミ油症問題で長年にわたり苦しんでいる本市の事情などの観点から、慎重に検討すべきものと考えております。 今後、市議会の御意見を伺いながら、県と十分に協議して適切な結論を得たいと存じます。 次に、学校の統廃合について。 平成20年度から開始される奈留地区小中高一貫教育に向け、4月1日から船廻小学校を奈留小学校と統合いたしました。また、椛島小学校と椛島中学校を同じく4月1日から小中併設校といたしております。 これによりまして、本市の小中学校数は、小学校21校、中学校13校、合計34校で、蕨、嵯峨島、椛島の3校が併設校となっております。 なお、児童生徒数は5月1日現在、小学生2,402名、中学生1,450名、合計3,852名で、昨年度より231名の減となっております。 次に、長崎県児童生徒基礎学力調査の結果について。 本年1月、小学校5年生・中学校2年生を対象に実施いたしました長崎県児童生徒基礎学力調査の結果が公表されましたので御報告いたします。 学力調査は、国語、算数・数学の2教科について行われたわけでありますが、小学校、中学校ともに県平均を若干下回るという結果でありました。 この結果を受け、学校ごとの課題を検証し、学力向上に努めてまいります。 また、4月24日実施の全国学力・学習状況調査は、43年ぶりの全国調査でありましたが、五島市でも4月24日に滞りなく終えており、その結果については、秋に公表される予定となっております。 次に、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産登録について。 まず、県及び五島市の取り組みについて御報告をいたします。 県は、長崎の教会群の世界遺産への早期登録を目標に、本年4月、世界遺産登録推進室を立ち上げ、行政・民間・教会関係者などの連携を強化し、県民運動としての展開を念頭に活動を開始いたしました。 五島市としましても、県の指導を受け、情報の共有化など官民一体の運動展開が必要なことから、今年夏を目安に「五島市世界文化遺産登録推進協議会」を設立し、本登録に向けた運動を展開してまいります。 次に、職員の不祥事について。 社会福祉課の事務職員が、平成19年4月に11日間、無断欠勤をするという不祥事が生じております。 当該職員につきましては、5月21日付で「減給10分の1、1ヵ月」の懲戒処分を行い、また、担当課長等につきましても、管理監督責任について、口頭による厳重注意を行いました。 なお、当該職員は、5月末で退職をいたしております。 今後は、このような不祥事を起こさないよう万全の体制で職務を遂行するよう努めてまいる所存でございます。 以上で市政報告を終わりますが、本定例会に提案いたします議案は、条例案、補正予算案、その他合わせまして18件となっております。 何とぞ慎重に御審議を賜り、適切なる御決定を賜りますようお願いを申し上げます。(降壇) ○議長(中尾剛一君) ただいまの市政報告に対し、質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第4 監査報告について 監査委員から、平成18年度財政援助団体監査報告1件、平成18年度2月分、3月分の一般会計特別会計出納検査2件、平成19年2月分の水道事業会計出納検査1件、合計4件の結果がそれぞれ議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。 △日程第5 行政調査報告について 市議会だよりの編集・発行に関する議会広報特別委員会の行政調査につきましては、調査を終了し、その結果が議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。今後の議会広報活動に反映されるよう望みます。 市長から議案の送付を受けておりますので、局長に朗読させます。 ◎議会事務局長(松野音幸君) おはようございます。朗読いたします。                               19五総第611号                               平成19年6月4日 五島市議会議長様                              五島市長 中尾郁子          議案の送付について 平成19年6月4日招集の平成19年6月五島市議会定例会に、議案第55号 地方自治法の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定について外17件を別添のとおり送付します。 以上でございます。 ○議長(中尾剛一君) △日程第6 報告第2号 専決処分の報告について(平成18年度五島市一般会計補正予算(第7号)) から △日程第8 報告第4号 専決処分の報告について(平成18年度五島市老人保健特別会計補正予算(第4号)) まで、以上3件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。報告第2号外2件は、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、報告第2号外2件は、委員会の付託を省略することに決しました。 報告第2号外2件に対する説明を求めます。 ◎財政課長(林強君) おはようございます。 ただいま議題となりました報告第2号外2件について御説明申し上げます。 報告第2号 平成18年度五島市一般会計補正予算(第7号)は、専決処分でございます。 専決処分の理由は、歳入で地域総合整備資金貸付金の繰上償還に伴う増額、歳出で地域総合整備資金貸付金の繰上償還に伴う公債費の計上が主なものであり、市議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであることを認め、地方自治法第179条第1項の規定により、平成19年3月26日付をもって専決処分したものでございます。 2ページをお開き願います。 第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億362万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ292億1,590万3,000円といたしております。第2項では、歳入歳出予算の款項の区分ごとの金額を第1表 歳入歳出予算補正により定めております。 それでは、補正の内容につきまして、7ページからの事項別明細書により御説明いたします。 まず、歳入ですが、6款地方消費税交付金は、交付決定により63万5,000円を追加しております。 11款地方交付税は、普通交付税が国の補正予算により調整率による減額が復活したことにより3,781万6,000円を追加しております。 19款繰入金は、普通交付税等の追加に伴い財政調整基金を3,600万円減額しております。 21款諸収入は、地域総合整備資金貸付金の繰上償還により2億117万6,000円を追加しております。 次に、歳出でありますが、9ページをお開き願います。 4款衛生費は、普通交付税の調整率による減額の復活により、五島中央病院・富江病院・奈留病院運営費負担金139万7,000円を追加しております。 12款公債費は、地域総合整備資金貸付金の繰上償還に伴い、元金2億117万6,000円及び繰上償還に伴う利子23万7,000円を追加しております。 14款予備費につきましては、財源調整のため81万7,000円を追加しております。 次に、報告第3号 平成18年度五島市一般会計補正予算(第8号)は、専決処分でございます。 専決処分の理由は、起債対象事業費の最終確定に伴う地方債の変更、特別交付税等の交付決定、これらに伴う繰入金の調整、財源充当がえによる組みかえ措置等を行ったもので、市議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定により、平成19年3月30日付をもって専決処分したものでございます。 2ページをお開き願います。 第1条で、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ527万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ292億1,062万8,000円といたしております。第2項では、歳入歳出予算の款項の区分ごとの金額を第1表 歳入歳出予算補正により定めております。 第2条では、繰越明許費補正を行っております。 7ページの第2表 繰越明許費補正をお開き願います。 内容は、追加で、八本木地区の緑資源機構造林(保育間伐)作業委託事業費100万8,000円を、年度内に完成する見込みがないため翌年度に繰り越すものであります。 第3条では、地方債の補正を行っております。 8ページの第3表 地方債補正をお開きください。 変更でございますが、起債対象事業費の確定により補正後の限度額を32億5,760万といたしており、起債の方法、利率及び償還の方法は補正前に同じでございます。 次に、補正の内容につきまして、13ページからの事項別明細書により御説明いたします。 まず、歳入でありますが、交付決定によりまして、2款地方譲与税1項所得譲与税で3,000円を追加し、2項自動車重量譲与税で2,599万9,000円、3項地方道路譲与税で1,088万円、4項航空機燃料譲与税で459万2,000円をそれぞれ減額しております。 15ページの3款利子割交付金は、交付決定により85万3,000円を減額し、4款配当割交付金で48万7,000円、5款株式等譲渡所得割交付金で431万1,000円、7款ゴルフ場利用税交付金で118万6,000円を交付決定により追加しております。 17ページの8款自動車取得税交付金は、交付決定により1,185万1,000円を減額しております。 11款地方交付税は、特別交付税の配分決定により1億8,210万7,000円を追加しております。 12款交通安全対策特別交付金は、交付決定により102万9,000円を追加しております。 14款使用料及び手数料2項手数料は、ごみ処理手数料464万7,000円を減額しております。 19ページの15款国庫支出金642万9,000円の減額と16款県支出金75万5,000円の追加は、流木処理事業費の確定により調整を行っております。 19款繰入金1項基金繰入金は、財源の見通しにより財政調整基金1億2,000万円を減額しております。 21款諸収入5項雑入は、平成18年度分確定により再商品化適合物売払収入1,411万9,000円及び環境整備費307万9,000円を追加しております。 21ページの22款市債1項市債は、事業費の確定に伴い市債額が確定したことにより、それぞれ調整し2,710万円を減額しております。 次に、歳出ですが、23ページをお開き願います。 4款衛生費1項保健衛生費は、老人保健費で老人医療費の支払い財源である国県支出金等の一部が翌年度精算交付となるため、不足分について老人保健特別会計への繰出金1,257万4,000円を追加し、環境衛生費で流木処理事業費が確定したことにより780万6,000円を減額しております。2項清掃費は、ごみ処理手数料及び再商品化適合物売払収入の補正に伴う財源充当がえによる組みかえを行っております。3項上水道費は、福江地区高度浄水場施設整備事業費の確定により水道事業会計への出資金180万円を減額しております。 次に、6款農林水産業費1項農業費から27ページの11款災害復旧費2項公共土木施設災害復旧費までは、市債の確定に伴う財源充当がえによる組みかえを行っております。 12款公債費は、一時借入金利子694万9,000円を減額しております。 29ページの14款予備費は、財源調整のため129万4,000円を減額しております。 次に、32ページをお開き願います。 報告第4号 平成18年度五島市老人保健特別会計補正予算(第4号)は、専決処分でございます。 専決処分の理由は、支払基金からの医療費交付金や国県支出金の確定に伴う医療費の支払い財源に不足を生じるため、一般会計からの繰り入れにより財源調整を行ったもので、市議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定により、平成19年3月30日付をもって専決処分したものでございます。 33ページをお開き願います。 第1条は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億1,585万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ54億1,672万4,000円といたしております。第2項では、歳入歳出予算の款項の区分ごとの金額を第1表 歳入歳出予算補正により定めております。 それでは、補正の内容につきまして、事項別明細書により御説明いたします。38ページをお開き願います。 まず、歳入でありますが、医療給付費等の確定により、1款支払基金交付金で4,769万4,000円、2款国庫支出金で6,277万1,000円、3款県支出金で1,796万2,000円をそれぞれ減額し、4款繰入金で1,257万4,000円を一般会計から繰り入れ財源調整を行っております。 次に、40ページの歳出ですが、1款総務費で財源充当がえによる組みかえを行い、2款医療諸費1項医療諸費で医療給付費1億1,426万9,000円、審査支払手数料158万4,000円の不用額を減額し、医療費支給費で財源充当がえによる組みかえを行っております。 以上をもちまして説明を終わりますが、御承認賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(中尾剛一君) 各案件に対し一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。採決は一括して行います。 報告第2号外2件は、承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、報告第2号外2件は、承認されました。 △日程第9 報告第5号 平成18年度五島市一般会計繰越明許費繰越計算書 △日程第10 報告第6号 平成18年度五島市介護保険事業特別会計繰越明許費繰越計算書 以上2件を一括して議題といたします。 報告第5号外1件に対する説明を求めます。
    ◎財政課長(林強君) ただいま議題となりました報告第5号外1件について御説明申し上げます。 別冊の平成18年度五島市一般会計繰越明許費繰越計算書の1ページをお願いいたします。 まず、報告第5号 平成18年度五島市一般会計繰越明許費繰越計算書について御説明申し上げます。 繰越明許費に係る歳出予算の経費を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 繰越明許費の内容でございますが、6款農林水産業費1項農業費でキャトルステーション整備のための畜産生産基盤育成強化事業費9,734万8,000円のうち9,535万9,000円を、2項林業費で緑資源機構造林(保育間伐)作業委託事業費187万9,524円のうち100万8,000円を、3項水産業費でe-むらづくり推進事業の漁村コミュニティ基盤整備事業費5億1,000万円のうち480万円を、8款土木費2項道路橋りょう費で辺地対策事業として施行しております市道里行者線道路整備事業費3,000万円のうち1,520万円を、5項都市計画費で市道奥町木場町線改良事業費1億円のうち4,750万円と市道奥町木場町線(松山工区)改良事業費1億5,000万円のうち4,350万円を、11款災害復旧費1項農林水産業施設災害復旧費で、農地災害復旧事業費1,917万3,000円のうち歳木山地区分45万7,000円を、農業用施設災害復旧事業費7,166万9,000円のうち、同じく歳木山地区分2,283万8,000円を、黒島漁港災害復旧事業費4,501万5,000円のうち2,583万円を、2項公共土木施設災害復旧事業費2億1,695万2,000円のうち琴石川等普通河川3ヵ所、市道太田琴石線等道路8ヵ所分7,797万7,000円をそれぞれ繰り越しております。 次に、12ページをお開き願います。 報告第6号 平成18年度五島市介護保険事業特別会計繰越明許費繰越計算書について御説明申し上げます。 繰越明許費に係る歳出予算の経費を翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告するものでございます。 繰越明許費の内容でありますが、1款総務費1項総務管理費の電算システム改修委託につきまして、平成18年度中に完成する見込みがないため1,144万5,000円全額を平成19年度に繰り越して使用するものでございます。 以上で説明を終わり報告といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(中尾剛一君) 各案件に対し一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 報告第5号外1件は、これを受けとどめることにいたします。 △日程第11 議案第55号 地方自治法の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定について から △日程第17 議案第61号 市道路線の認定について まで、以上7件を一括して議題といたします。 議案第55号外6件に対する説明を求めます。 ◎総務課長(中野基樹君) おはようございます。 ただいま議題となりました各案件につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、議案第55号 地方自治法の一部を改正する法律の一部の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例についてでありますが、本案は、地方自治法の一部を改正する法律が平成18年6月7日法律第53号として公布され、その一部が平成19年3月1日に施行されたことに伴い、関係条例について所要の規定の整理を行うとともに、その他条文の整備を行う必要があることから、提案いたすものでございます。 改正の内容でありますが、まず、第1条の五島市財産の交換、譲与、貸付け等に関する条例の一部改正は、第2条、普通財産の交換に関する規定につきまして、第1項第1号中「市」を「本市」に改め、同項第2号中「、他の地方公共団体その他公共団体又は公共的団体(以下「国等」という。)」を、「又は他の地方公共団体その他公共団体」に改めるものでございます。 第3条、普通財産の譲与又は減額譲渡に関する規定は、第1号及び第2号において、「国等」を「他の地方公共団体その他公共団体」に改めるなど、文言の整備をいたすものであります。 第4条、普通財産の無償又は減額貸付けに関する規定は、見出し中「無償」を「無償貸付け」に改め、第1号中「国等」を「他の地方公共団体その他公共団体又は公共的団体(以下「地方公共団体等」という。)」に改めるものであります。 第6条、物品の譲与又は減額譲渡に関する規定は文言の整備を、第7条、物品の無償又は減額貸付けに関する規定は、見出し中「無償」を「無償貸付け」に改めるなど文言の整備をいたすものであります。 第8条、行政財産である土地の貸付け等に関する準用に関する規定は、見出し中「行政財産である土地」を「行政財産」に改め、同条中「行政財産である土地」を「地方自治法第238条の4第2項から第4項までの規定により、行政財産」に改めるとともに、地方自治法第238条の4行政財産の管理及び処分に関する規定に、従来の地上権の設定に加え、新たに地役権の設定が規定されたことに伴い、「地上権」を「私権」に改めるものでございます。 次に、第2条の五島市行政財産使用料条例の一部改正につきましては、同じく地方自治法第238条の4行政財産の管理及び処分に関する規定の改正に伴い、第1条中「第238条の4第4項」を「第238条の4第7項」に改めるものであります。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則において公布の日から施行することといたすものでございます。 次に、議案第56号 五島市火災予防条例の一部改正についてでありますが、本案は、平成19年3月16日政令第49号として公布され、同年6月20日から施行される建築物の安全性の確保を図るための建築基準法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令により、建築基準法施行令の一部が改正されることに伴い、同政令を引用している条文の整理を行う必要が生じたため改正するものであります。 改正の内容でございますが、第29条の3住宅用防災警報器の設置及び維持に関する基準に関する規定の第1項第2号中「第13条の3第1号」を「第13条第1号」に改めるものであります。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則において公布の日から施行するものといたしております。 次に、議案第57号 五島市たい肥センター条例の制定についてでありますが、本案は、平成19年12月31日完成予定のたい肥センターを、平成20年4月1日から指定管理者制度を導入して供用を開始したいため、地方自治法第244条の2の規定に基づき、同センターの設置及び管理に関し必要な事項を定める必要があることから提案いたすものでございます。 制定の内容でありますが、第1条は、趣旨について、第2条は、たい肥センターの設置及び位置について、それぞれ規定をいたしております。 第3条は、指定管理者による管理について定めるものでありまして、第2項において、指定管理者が行う業務として、第1号センターの運営に関する業務、第2号センターの施設、設備等の維持管理に関する業務、第3号たい肥の原材料となる有機物の受け入れ及び処理に関する業務、第4号家畜排せつ物の収集に関する業務、第5号たい肥の製造、販売、運搬及び散布に関する業務を規定し、第3項において指定管理者に管理を行わせる期間を5年以内と規定いたすものであります。 第4条で、開業時間を午前8時30分から午後6時までと定め、第5条において、センターの休業日を12月29日から翌年の1月3日までの日と規定いたすものであります。 第6条は、センターへの有機物搬入許可について、第7条は、センターへの有機物搬入許可の制限について規定いたしております。 第8条で、センターへの有機物搬入に係る料金は無料とし、第9条は、搬入等の禁止について、第10条は、搬入許可の取り消し等について、それぞれ規定いたしております。 第11条では、センターにおいて製造されたたい肥の販売に係る料金は、別表第1に定める範囲内において、指定管理者があらかじめ市長と協議して定めるものとし、第12条は、第1項でたい肥の運搬及び散布に係る利用料金の納付について、第2項において利用料金は、別表第2に定める範囲内において、指定管理者はあらかじめ市長の承認を得て定めるものと規定し、第3項で利用料金は、指定管理者の収入とすると規定いたしております。 第13条は、販売料金の不還付について、第14条は、第1号から第4号のいずれかに該当する者に対するセンターへの入場の制限について、第15条は、搬入者又は入場者の損害賠償義務について、第16条は、委任についてそれぞれ規定いたすものであります。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則第1項で平成20年4月1日から施行することとし、附則第2項において準備行為に関し規定いたすものでございます。 次に、議案第58号 五島市公設小売市場条例の一部改正についてでありますが、利用者が著しく減少し、将来的にも現行の利用目的での新たな利用者が望めないことから、江川町公設小売市場を用途廃止するとともに、中央町公設小売市場の利用率向上を目的とし、現行の使用料を減額改定したいため提案いたすものであります。 改正の内容でありますが、江川町公設小売市場の用途廃止に伴い、第2条、名称及び位置に関する規定は、同条の表中「江川町公設小売市場」の項を削り、第24条、五島市公設小売市場利用者審査委員会の組織に関する規定は、第1項第4号中、利用者が組織する団体を代表する者を「2人」から「1人」に改めるものであります。 また、別表において、中央町公設小売市場の1区画当たりの使用料月額を「3万550円」から「1万8,000円」に改め、江川町公設小売市場に関する規定を削除いたすものでございます。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則において、平成19年7月1日から施行するものといたしております。 次に、議案第59号 和解及び損害賠償額の決定について御説明を申し上げます。 本案は、本庁生活環境課の職員が、本庁前駐車場に駐車していた普通貨物自動車(4トンダンプ)を発進する際、左側に駐車していた普通乗用車の確認を怠り、同車両の後部バンパーを損傷した事故につきまして、相手方と和解し、損害賠償額を決定したいので、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により市議会の議決を得たいため提案いたすものでございます。 和解及び損害賠償の相手方は、五島市松山町766番地13、道向 栄さん。 和解の要旨は、平成19年2月27日、市の職員が運転する普通貨物自動車が、本庁前駐車場内において発進する際、駐車中の普通乗用車と接触し、同車両の後部バンパーを損傷した事故について、市はその損害を賠償するもので、損害賠償の額は、普通乗用自動車修理費が16万6,005円と修理期間中の代車代6万6,150円の合計23万2,155円となっております。 なお、相手方の普通乗用自動車修理等に係る損害賠償費につきましては、全国市有物件災害共済会から全額補てんされることとなっております。 次に、議案第60号 市道路線の廃止についてでありますが、本案は、市道福江58号線外3路線を道路法第10条第1項の規定により廃止したいため、同条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 廃止の内容でありますが、福江58号線及び福江59号線並びに福江60号線については、市営野路河住宅建設工事に伴い市道を廃止したいため、また、山手~ヘミチ線については、山手地区ほ場整備事業(第7工区)の完成に伴い起点部分が富江~横峰線に取り込まれることにより、その全路線について廃止をするものでございます。 次に、議案第61号 市道路線の認定についてでありますが、本案は、市道福江378号線及び山手~ヘミチ線を道路法第8条第1項の規定により認定し、維持管理したいため、同条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 認定の内容でございますが、福江378号線は、片山町内会から提出された市道認定要望書に基づき調査の結果、新たに認定することとしたこと。また、山手~ヘミチ線については、山手地区ほ場整備事業(第7工区)の完成に伴い、起点部分が富江~横峰線に取り込まれたことにより全路線を廃止し、新たな起点より市道として認定を行うものでございます。 以上説明を終わりますが、よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(中尾剛一君) 各案件に対し一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第18 議案第66号 工事請負契約の締結について を議題といたします。 議案第66号については、山田権治議員から、地方自治法第117条の除斥の規定に該当するため退席したい旨の申し出があっておりますので、これを許します。 〔21番 山田権治議員 退席〕 ○議長(中尾剛一君) 議案第66号に対する説明を求めます。 ◎総務課長(中野基樹君) ただいま議題となりました議案第66号 工事請負契約の締結について提案の趣旨を御説明申し上げます。 本案は、市営野路河住宅建設工事D-1棟の建設に係るもので、去る平成19年5月22日、10社による指名競争入札の結果、株式会社山田土木が落札し、現在、同社と仮契約を締結しているところでございます。 本契約の締結につきましては、地方自治法第96条第1項第5号及び五島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を経る必要があることから提案いたすものでございます。 工事の概要は、本体が鉄筋コンクリート造、3階建、12戸の住宅1棟を建設するもので、延床面積1,143.3平方メートルほか屋外附帯工事一式となっております。 工事場所は五島市吉久木町で、工事請負金額は1億4,839万6,500円となっております。 また、工事請負代金の支払方法につきましては、前金払3,967万9,300円以内、部分払2回以内、あと完成払となっております。 なお、工事請負人は、五島市岐宿町松山1,277番地2、株式会社山田土木 代表取締役 山田絹代でございます。 以上、説明を終わりますが、よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(中尾剛一君) 質疑を行います。 質疑を終わります。 山田権治議員の除斥を解き、出席を求めます。 〔21番 山田権治議員 出席〕 ○議長(中尾剛一君) △日程第19 議案第62号 平成19年度五島市一般会計補正予算(第1号) から △日程第22 議案第65号 平成19年度五島市公設小売市場事業特別会計補正予算(第1号) まで、以上4件を一括して議題といたします。 議案第62号外3件に対する説明を求めます。 ◎財政課長(林強君) それでは、ただいま議題となりました議案第62号外3件について御説明を申し上げます。 平成19年6月五島市議会定例会予算関係議案、平成19年度補正予算書の1ページをお開き願います。 まず、議案第62号 平成19年度五島市一般会計補正予算(第1号)でございます。 第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,320万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ273億520万4,000円といたしております。第2項では、歳入歳出予算の款項の区分ごとの金額を第1表 歳入歳出予算補正により定めております。 それでは、補正予算の内容につきまして、事項別明細書により御説明いたします。 8ページをお開き願います。 歳入でありますが、15款国庫支出金2項国庫補助金は、後期高齢者医療制度創設準備に伴う電算システム改修のため468万1,000円を追加しております。 16款県支出金2項県補助金は、民生費県補助金で障害福祉サービス費の支払い事務変更に伴う環境整備のため196万5,000円を、衛生費県補助金で離島地域妊婦の出産費用の経済的負担軽減のため3万6,000円を、農林水産業費県補助金で県費補助率が3分の1から2分の1へ増額となったことにより、土地利用型作物需要開発事業費13万4,000円と、集落営農組織の育成を支援するための担い手総合支援事業費52万円をそれぞれ追加しております。 19款繰入金1項基金繰入金は、財源調整のため財政調整基金繰入金3,500万円を、市内の児童生徒の子育て支援と健全育成のため児童健全育成基金繰入金50万円を、旅客航路事業対策補助金のため五島沿岸航路整備基金繰入金178万7,000円をそれぞれ追加しております。 10ページの2項特別会計繰入金は、平成18年度の老人医療給付費等に係る国県支出金等の精算交付に伴う老人保健特別会計からの繰入金5,489万1,000円を追加しております。 21款諸収入3項貸付金元利収入は、地域総合整備資金貸付金収入で平成18年度繰り上げ償還により4,022万8,000円を、公設小売市場事業特別会計貸付金元利収入で江川町公設小売市場の用途変更により175万5,000円を減額しております。 5項雑入は、自主防災組織育成のための防災用備品等整備及び無形民俗文化財保存継承事業費補助金のためのコミュニティ助成事業250万円を、今回議案として提案されております交通事故に係る自動車損害共済災害共済金23万3,000円を、医療制度改革に伴う平成20年度からの健診・保健指導を効果的に実施し、糖尿病患者の増加を抑制するための生活習慣病予防活動支援モデル事業助成金294万円を追加しております。 次に、12ページからの歳出ですが、2款総務費1項総務管理費は551万6,000円の追加で、内容としましては、一般管理費で4月の人事異動に伴う赴任旅費39万9,000円、派遣職員の旅費等に係る県産業振興財団職員研修派遣負担金170万円、自動車事故に伴う自動車損害賠償金23万3,000円及び財産管理費で機構改革に伴う旧収入役室改修及び市民課カウンター整備のため318万4,000円を追加しております。 3款民生費1項社会福祉費は273万8,000円の追加で、内容としましては、障害福祉サービス費について平成19年10月以降、国民健康保険連合会に支払い事務が委託されることに伴う経費として電算システム使用料など240万6,000円、老人福祉費で椛島デイサービスセンターへエアコンを整備するため25万円を追加しているのが主なものであります。 4款衛生費1項保健衛生費は6,608万円の追加で、内容としましては、保健衛生総務費で医療制度改革に伴う平成20年度からの健診・保健指導を効果的に実施し、糖尿病患者の増加を抑制するための生活習慣病予防活動支援モデル事業費294万円、14ページの老人保健費で後期高齢者医療制度創設準備に伴う電算システム改修のため6,226万7,000円を追加しているのが主なものであります。 6款農林水産業費1項農業費は65万4,000円の追加で、市小木地区農用地利用改善組合が特定農業団体に承認されたことに伴い、県の補助率が3分の1から2分の1へ増加したことにより13万4,000円を、集落営農組織の育成を支援するため52万円を追加しております。2項林業費は、林道佐舗坂ノ上線及び南部寺脇線で事業費の組みかえを行っております。 16ページの3項水産業費は、玉之浦水産物加工処理施設の修繕料70万円を追加しております。 7款商工費1項商工費は2,776万1,000円の追加で、内容としましては、商工業振興費で江川町公設小売市場の用途変更に伴う一般会計への組みかえ92万3,000円及び久賀島・黄島など6離島航路に対する旅客航路事業対策補助金2,668万1,000円を、観光費で魚津ヶ崎公園バンガローのエアコン室外機が塩害等で使用不能となったことによる備品購入費15万7,000円の追加であります。 9款消防費1項消防費は、自主防災組織育成のための防災用備品等93万2,000円を追加しております。 18ページの10款教育費5項社会教育費は290万円の追加で、内容としましては、図書館資料館用地の不動産鑑定委託料80万円、平成18年度において福江商工会議所女性部より寄附を受けた愛のチャリティー寄附金を活用して、市内の児童生徒の子育て支援と健全育成のための児童健全育成事業費補助金50万円及び福江神楽保存会への太鼓等、神楽演舞用道具整備のための無形民俗文化財保存継承事業費補助金160万円を追加しております。 12款公債費1項公債費は、平成18年度における地域総合整備資金貸付金の繰上償還を実施したことに伴い元金で4,022万8,000円、利子で510万7,000円を減額しております。 13款諸支出金2項普通財産取得費は、満戸河都市下水路の残地購入として78万3,000円を追加しております。 14款予備費は、財源調整のため47万5,000円を追加しております。 次に、21ページをお開き願います。 議案第63号 平成19年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条は、事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ210万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ66億1,677万といたしております。第2項では、事業勘定の歳入歳出予算の款項の区分ごとの金額を第1表 歳入歳出予算補正により定めております。 それでは、補正の内容につきまして事項別明細書により御説明いたします。 26ページをお開き願います。 まず、歳出からですが、1款総務費1項総務管理費で平成20年度からの後期高齢者医療制度創設準備に伴う電算システム改修委託料210万円を追加し、それに伴い歳入で、3款国庫支出金2項国庫補助金210万円を追加しております。 次に、28ページをお開き願います。 議案第64号 平成19年度五島市老人保健特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,566万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ52億3,584万9,000円といたしております。第2項では、歳入歳出予算の款項の区分ごとの金額を第1表 歳入歳出予算補正により定めております。 それでは、補正の内容につきまして事項別明細書により御説明いたします。 まず、33ページの歳入でありますが、1款支払基金交付金224万1,000円、2款国庫支出金4,897万6,000円、3款県支出金444万7,000円は、いずれも医療給付費等の過年度精算交付による追加であります。 次に、35ページの歳出でありますが、3款諸支出金1項償還金及び還付加算金は、審査支払手数料交付金等の支払基金交付金等への精算返納金77万3,000円を追加しております。2項繰出金は、平成18年度において医療給付費等の財源不足を生じたため、その財源を一般会計から繰り入れておりましたが、国庫支出金等の精算交付がなされることから一般会計への繰出金5,489万1,000円を追加しております。 次に、37ページをお開き願います。 議案第65号 平成19年度五島市公設小売市場事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ343万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ826万6,000円といたしております。第2項では、歳入歳出予算の金額を第1表 歳入歳出予算補正により定めております。 それでは、補正の内容につきまして事項別明細書により御説明いたします。 42ページをお開き願います。 まず、歳入ですが、1款事業収入は、中央町公設小売市場使用料の改定に伴い175万円を減額しております。 2款繰入金は、江川町公設小売市場の用途廃止に伴い一般会計繰入金を168万8,000円減額しております。 次に、歳出ですが、1款総務費において、江川町公設小売市場の用途廃止に伴い一般会計へ組みかえるため343万8,000円を減額しております。 以上で説明を終わりますが、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中尾剛一君) 各案件に対し一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第23 請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願 を議題といたします。 請願第1号に対する紹介議員の説明を求めます。 ◆3番(草野久幸君) (登壇)ただいま議題となっております請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持に関する請願につきまして提案理由を説明いたします。 請願者は、五島市木場町516番地7、長崎県教職員組合五島総支部下五島支部長 坂下好廣様です。 請願理由は、2006年度の義務教育費国庫負担制度は堅持されたものの、義務教育費の負担率が2分の1から3分の1に下げられ、文部科学省の一般会計予算も前年度比マイナス10.5%になり、また、県市町が教育施策を進めるために不可欠な地方交付税交付金も削減されました。 義務教育費国庫負担制度を廃止し、その分を地方自治体に税源移譲した場合、県税収には地域間で大きな偏りがあるため、9都道府県を除いて現状の国庫負担金の金額を下回ることが明らかとなっております。本県のように税源の乏しい県では、地方の自由度を拡大するための改革であるならば、現在の義務教育費国庫負担制度を維持しながら、地方の裁量で何ができるかといった見直しこそ進めるべきです。 また、義務教育費国庫負担制度の見直しの中で、学校事務職員の適用除外が検討項目にあげられております。 以上のような状況から、今議会でも意見書採択を行い、地方公共団体の「意思」として、国の関係機関へ届けることが重要と考えます。 議員各位におかれましては、請願の趣旨を御理解いただき、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。(降壇) ○議長(中尾剛一君) 質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第24 陳情第1号 久賀島の生活者を起点とした離島航路運航ダイヤの改正及び久賀島航路フェリーの新船建造についての陳情 から △日程第28 陳情第5号 市道(小浦1号線等)の舗装整備についての陳情 まで、以上5件を議長において受理いたしておりますので、一括して議題といたします。 この陳情は、お手元に印刷配付しております陳情文書表のとおりであります。 ただいま上程いたしました各案件は、お手元に印刷配付しております別紙付託表のとおり、それぞれの委員会に付託いたしたいと思います。 休会中に審査されるよう望みます。 委員会の審査会場は、総務委員会を第1委員会室に、文教厚生委員会を第2委員会室に、経済土木委員会を第3委員会室に、予算委員会を議場に、予算委員会の総務分科会を第1委員会室に、文教厚生分科会を第2委員会室に、経済土木分科会を第3委員会室にそれぞれ指定いたします。 お諮りいたします。議案研究及び全国市長会、九州市議会議長会定期総会等の会議が開催されるため、明5日から10日まで6日間本会議を休会したいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、6月10日まで休会いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 次の本会議は、6月11日、午前10時から開きます。 本日はこれをもって散会いたします。                         =午前11時23分 散会=...